トリップ トラップ の調整方法。年齢別の座板と足のせ板の目安は

ストッケのハイチェア「トリップ トラップ」は子どもの成長に合わせて、大人になるまでずっと正しい姿勢で座ることができる椅子です。

正しい姿勢で座ると足がぶらぶらしないので食事に集中することができ、また血流を妨げずに快適に座れます。
そのためには、子どもの成長に合わせて座面の板と足を乗せる板の高さや奥行きを調整する必要があります。

調整が必要なタイミングや、トリップ トラップの座板と足のせ板を調整して正しい姿勢で座る方法についてご紹介します。

子どもの姿勢から見る、調整のタイミング

トリップ トラップの座板や足のせ板の調整時期について、見極める方法をご紹介します。
トリップ トラップに座ったお子さまを横から観察します。

【座面の高さについて】
座面に座り、足のせ板に足裏をつけ、テーブルに手を置いたときに、ひじが90度くらいに曲がっているのがちょうどよい座面の高さになります。

テーブルに対して肘をちょうどよい高さに調節することで、体の一部を緊張させることなく、食事をしたり、ものをつかんで遊んだり、絵を描いたりなどの細かい運動のスキルを発達させることができます。


手をテーブルの上に乗せた時にひじの位置がテーブルより高い場合は、座面が高すぎます。必要以上に下を向くことにもなりますので、この場合は座面の位置を下げて調整する必要があります(ただしベビーセット使用時は座面の位置は一番上のみとなり、下げることはできません)。

逆に、ひじの位置がテーブルのラインよりも低すぎる場合は、机の位置の方が上になるため手を常に上げることになり、腕の重みが肩にかかり、肩に負担となります。

ベビーセット使用時に輸入品などの高いテーブルを使用しているなどテーブルの高さが合わない場合は、「ストッケ トレイ」を使用し、正しい姿勢で座ることを優先するのが良いでしょう。

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【足のせ板の高さについて】
6ヶ月の赤ちゃんであっても、体の大きさはまちまちです。赤ちゃんやお子さまの大きさに合わせてしっかりと足乗せ板の高さも調整しましょう。

足のせ板の位置については、座面に座り、足のせ板に足裏をつけた時に、ひざと足首が90度くらいになっていればちょうどよい高さです。

足が届いていない、またはつま先しか着いていない場合は足のせ板が低すぎます。
また逆に、足裏がしっかりついていてもひざが曲がりすぎている場合は、足のせ板が高すぎます。可能な限り、ちょうど良い高さを探してセットしてあげましょう。

トリップ トラップ座板・足のせ板の調整位置

座板と足のせ板の奥行きの決め方

「トリップ トラップ」の座板と足のせ板の位置を変更するときに、もう一点注意しなくはいけないのは、それぞれの板の奥行きの調整です。
正しい姿勢を維持するためには、高さの調整だけでなく、奥行きの調整も必要になります。

【座板の奥行き】
座板に座り、背中を背もたれにつけた状態で、ひざの裏と座面の前端のあいだに指2本分以上の隙間があるように調整します。

座板の位置が上から2番目より下になったら、ひざの裏と座面の前端のあいだに指2本分以上の隙間があることを確認し、座板の出しろを6~7センチに調整します。

座板の奥行きを正しく調節することで、お子さまの背中はしっかりと支えられます。自然な姿勢で座ることができ、血液の循環を妨げません。


【足のせ板の奥行き】
足のせ板は、側面のL字板の前縁よりも前に出ないようにセットします。L字板の前縁よりも足のせ板が前に出てしまうと、足のせ板の上に立った時にバランスを崩す恐れがあります。

足のせ板の奥行きを正しく調整すると、足の裏で足全体を支えるので、膝の裏に適度な隙間ができ、血流を妨げずに快適に座れます。

大人は無意識のうちに、床についた脚を使って数分おきに体重を移動させています。これは小さな子どもも一緒です。トリップ トラップはお子さまが自然に体の位置を動かせるように、足のせ板でサポートしています。

「トリップ トラップ 」を使うときの座板と足のせ板の設置

ニューボーンセット、ベビーセットを使うときの座板と足のせ板の位置

トリップ トラップに取り付けて使う、生まれたばかりのベビーのための「ニューボーンセット」の使用にあたり、座板は1番上、足のせ板は5番目に装着してください。

「トリップ トラップ ニューボーンセット」を使うときの座板と足のせ板の位置

離乳食期にトリップ トラップに取り付けて使う「ベビーセット」使用の際には、「ニューボーンセット」と同じく、座面は1番上、足のせ板はまず5番目にセットしてみてください。

お子さまの腰・膝・足首が約90度に曲がっているかどうか確認し、必要な場合は足のせ板を上下に調整してください。「ベビーセット」の取り付けのために、座板の出しろは4~5センチに調節して組み立ててください。

トリップ トラップに座った状態で、ダイニングテーブルに手を載せた時に、ひじの角度が90度前後になる場合は正しい姿勢を維持できます。
ひじの角度が90度にならないダイニングテーブルの場合は、テーブルと椅子の高さがあっていませんので、ダイニングテーブルはご使用にならずに、トリップ トラップにつける専用のテーブルをご購入下さい。

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年齢別の座板と足のせ板の位置の目安

トリップ トラップは離乳食期から大人まで長く使えるので、お子さまの成長に合わせて、座板と足のせ板の調整を行って下さい。
年齢別の座板と足のせ板の位置の目安は以下のようになります。

月齢年齢:座板:足のせ板:座板の出しろ
6ヵ月~2歳:1:5:4~5cm
3歳~5歳:2:8:6~7cm
6歳~8歳:3:11:6~7cm
8歳~11歳:3:13:5~6cm
成人:なし:5(座面として使用)

左から、対象年齢、座板をはめる溝の位置、足のせ板をはめる溝の位置、側面のL字板の前面部分から座板が飛び出す長さとなります。

小学校高学年~中学生くらいになると、体も大きくなり、座面が小さく感じられるかもしれません。
その場合は、座面と足乗せ板の上下を逆にし、大きな板の方に座ってください。

トリップ トラップの溝の一番下は床から約10cmのところにあります。たとえ10cmでもそこに板があるのとないのとでは姿勢に差が出ますので、足裏が床に届かない場合はきちんと足のせ板を使い、「床」を作ってあげましょう。
勉強机用に使う場合などは特に、正しい姿勢で机に向かいたいですね。

トリップ トラップは、使うテーブルの高さとお子さまの姿勢に合わせて調整を行うのが基本となりますので、上の一覧を調整の目安としていただき、最終的にはお子さまのサイズに合わせて板の位置を調整してくださいね。

「トリップ トラップ」年齢ごとの座板と足のせ板の位置

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